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埼玉・ときがわ町の団体・企業、地元産木材で製品開発

 【さいたま】埼玉県の都幾川木工協同組合などの団体、企業が連携して、ときがわ町産の木材を使った製品開発・販売事業を始める。第1弾として住宅やビル向けのガラス製ドアとパネルを2010年4月に売り出す。木目を生かした独自のデザインで、工務店や設計事務所などに売り込む。ときがわ町は林業や木工建具の生産が盛んな地域だが、海外製品の輸入品増加などで産業が衰退していた。付加価値の高い建具を販売し、地域活性化につなげる。

 プロジェクトに参加しているのは都幾川木工協同組合(埼玉県ときがわ町)、協同組合彩の森とき川(同)、NPO法人彩北ネットワーク10(同)、K,office(さいたま市南区)など約10の企業、団体。これまでときがわ町は林業や建具の産地として発展してきた。しかし製品出荷額が年々減少しており、再建策を模索していた。

 製品化する「両面ガラスフラッシュドア・パネル」はときがわ町産のヒノキ材と杉材を使用した木枠を両面5ミリメートルのフロートガラスで接着したもので、板目の美しさを生かしたデザイン。断熱性、遮音性に優れ、清掃もしやすい。不要となった場合は解体してリサイクルできる。すでに試作品が完成しており、引き合いもあるという。同製品をときがわ町の切り札として売り出す。

 同グループ内では将来的に埼玉県秩父市、寄居町など林業がさかんな県内地域で連携体をつくり、地元産の木材を供給する体制を整えようという動きもあり、ときがわ町の取り組みは広域で活発化しそうだ。


【2009年12月09日 日刊工業新聞社】