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千葉県、養殖ノリ新種開発−水温変化に強く収量倍増

 【千葉】千葉県は同県で栽培している従来品種に比べて水温の変化に強く、収穫量が2―4倍高いノリの新品種「ちばの輝き」を開発した。品種登録出願を行う一方、県内の養殖業者に種苗を配布し、試験的な養殖を始めた。2010年度には千葉県水産振興公社が種苗を生産し、養殖業者に販売する。

 ノリ養殖の漁場を持っている県内の漁協15組合の協力を受け、海水温が高い時期でも成長が良かったノリを選抜して収集。千葉県水産総合研究センター内の実験室で培養し、その後実際に海で養殖試験を実施。良好な結果が出たことから新品種として登録出願することにした。

 千葉県のノリ養殖の生産枚数は3億4030万枚で全国第8位(08年度)。品質が良いため出荷額ベースの平均単価は全国第1位を誇る。ただ00年以降は秋季の水温低下の遅れの影響などで生産が不安定になり、生産枚数が落ち込む年が多くなっている。

 ちばの輝きは水温変化に強く、単位面積当たりの収穫量は比較対象品種に比べて2倍から4倍。葉が薄いため、なめらかで歯切れの良い製品ができる。名前は森田健作千葉県知事が命名した。


【2009年11月30日 日刊工業新聞社】