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東大阪の中小11社、世界市場視野にデザイン力を強化

 デザイン力強化で世界を目指せ―。大阪府東大阪市の中小企業で組織する「イーストオーサカデザインクラブ」(下西巌理事長=下西製作所社長、06-6724-4295)は、製品のデザイン性向上に乗り出す。工業デザイナーの喜多俊之大阪芸術大学教授をアドバイザーに招いて定期開催している勉強会や活動報告会を通じ、中小が不得意とするデザイン力を強化。国際展示会などへの出展を視野に入れたデザイン性の高い製品作りを目指す。

 イーストオーサカデザインクラブは市内の特徴ある製品に付与される「東大阪ブランド」認定を受けた企業が自主的に集まった組織で、メンバーは下西製作所、オーシン商事、大一鋼業、太陽金属製作所、アドバンス、三洋スプリング製作所、白井ブラシ製造所、日本化線、ミノル化学工業、三星産業貿易、山本光学の11社。

 オーシン商事はIH対応土鍋「マジカルどなべ」のシチュー用鍋や蒸し料理用のタジン鍋などで、用途ごとにバラバラだったデザインを統一。洋風テイストの鍋を開発して10年初めに海外展示会に出展する予定。

 大一鋼業はロングセラー商品のネームホルダー「マーキー」やフックにデザインと新機能を付与した新製品を10年度に投入する計画。ボルトを使わないスチールラック「7へんげじざい」を展開する太陽金属では、デザインと機能を見直して屋内収納やテーブル、仮設舞台などへの用途拡大を目指す。

 喜多教授は「デザインは外観だけでなく、機能や安全性を付与できる。来年にもクラブとして成功事例を作りたい」としており、既存製品のデザイン性向上や高機能化、新製品開発などを支援する考えだ。


【2009年11月12日 日刊工業新聞社】