HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

鹿児島・奄美センバス、奄美の幸を島外にお届け

 【横浜】奄美センバス(鹿児島県瀬戸内町、川井正剛社長、0997-72-3909)は奄美大島で水産物の加工・冷凍処理を始める。同島産の水産物を島外へ流通するシステムを作り、同島経済の発展に貢献するのが目的。すでに奄美大島に約100平方メートルの敷地を取得し、本社工場を建設しており、今月末に完成予定。設備投資額は加工設備などを含めて約3500万円。12月から工場を稼働し、水産物加工と加工品の販売を始める。

 奄美センバスは奄美大島の水産物を利用して同島経済を活性化しようと、川井社長や急速冷凍機製造会社テクニカン(横浜市都筑区)の山田友彦社長らを中心に7月に立ち上げた。資本金は1700万円。

 新工場ではマグロや地場の魚を加工し、テクニカンが持つ独自の急速冷凍技術で冷凍処理する。加工品にして軽量化することで、効率的に輸送することができ、冷凍処理で鮮度維持が可能になる。加工品は鹿児島や県外で販売する計画。

 またインターネットでの販売も検討中。従業員は現地で2―3人を採用し、業績に応じて順次増員する。2010年度は7000万円の売り上げを目指す。

 奄美大島では水産物が豊富に捕れるが、物流コストが高く、運搬に時間がかかるため鮮度が落ち、価格が下がるなどの理由から、島外への流通には課題が多い。このため島内の消費が主だが、消費できる量は漁獲量の約1割という。


【2009年10月26日 日刊工業新聞社】