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大阪錫器など、来年3月に百貨店で職人イベント

 大阪錫器(大阪市東住吉区、今井達昌社長、06-6628-6731)は、山藤家具工芸や森本刃物製作所など関西伝統工芸の企業、職人と共同で、2010年3月に近鉄百貨店阿倍野店で職人イベントを開催する。百貨店がしばしば開く伝統工芸見本市とは一線を画し、職人から見た"本物の製品"を展示して消費者にモノづくりのこだわりと奥行きの深さを知ってもらうのが狙い。参加企業は来年3月までに、さらに増やす計画。

 参加予定企業は大阪錫器が委員長を務める異業種交流グループ「凄腕職人街」のメンバーで、大阪錫器(錫器)、山藤家具工芸(唐木指物)、森本刃物製作所(堺打刃物)、木下欄間店(欄間工芸)、渡文(西陣織)、田畑染飾美術研究所(京友禅)、壺久郎陶房(信楽焼)、大西新之助商店(近江上布)、管城(奈良筆)、田中家具製作所(泉州桐たんす)、紀州漆器伝統工芸士(紀州漆器)、曽根工芸。いずれも業界団体などで、理事長や会長を務める有力企業。

 百貨店の催事場で、それぞれが腕によりをかけた製品や技術を展示するだけでなく、素材や工具の一つひとつ、どんな苦労や工程でつくっているかを綿密に紹介。例えば唐木指物や欄間の原料木材をグレード別に展示、違いを出すためあえて汎用の手作り品を一緒に並べる。

 今井社長は「手作りならば何でも高く売れるという小売り側の安易な風潮は、買う側に逆に不信感を与える。手作りの中でもまがいものと本物で差が大きい事実を知ってもらいたい」という。


【2009年10月09日 日刊工業新聞社】