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松本醤油、ラインナップ強化−デザイン一新しギフト向け狙う

 【川越】松本醤油商店(埼玉県川越市、松本公夫社長、049-222-0432)は、自社ブランド商品「はつかり醤油」の新製品を1日に投入し、ラインアップを強化する。同社は天保元年(1825年)に建てられた川越市内の蔵でしょうゆを製造している老舗企業。新製品投入でギフト向けなど量販店での取引拡大を狙う。09年中に新商品の生産体制を月産6000本にする。

 新発売する「初雁醤油」は使いやすさなどを重視して、500ミリリットルのペットボトルを採用。ラベルやラッピングにこだわり、デザインで従来商品と一線を画した。直営店舗から販売する予定で、価格は一本490円。

 「はつかり醤油」は再仕込みしょうゆで同社の主力商品。濃い口しょうゆに麹(こうじ)を仕込んでつくられる。原料は国産の丸大豆などで、容器が瓶タイプで1リットルや500ミリリットルなど多様な種類がある。

 ライフスタイルの変化から少量タイプの需要が高まっており、「ペットボトルはセット売りの場合も重量が軽くなるなど使い勝手がよい」(松本社長)。

 新製品のデザインは、同社がしょうゆを製造している蔵に伝統がある。そのため、言われの説明を記載したラッピングをキャップに巻くなど高級感を出した。

 同社は従来、量販店にはほとんどしょうゆ商品を販売していなかったが、08年から都内などの「こだわりのあるものを扱うスーパー」(同)と取引を増やしている。地元スーパーとは今年の中元商戦で取引開始。お歳暮向けでも引き合いがあり、新商品をセットに加えたい考え。

 同社は自社製品を主に無添加食品の販売業者などに卸している。09年7月期の全社売上高は1億9000万円。


【2009年10月1日 日刊工業新聞社】