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埼玉・坂戸市商工会、葉酸食品の普及促進

【川越】坂戸市商工会は、葉酸を商品開発に利用する会員企業などの支援を強化する。2009年度から始めた「葉酸たっぷり食品展開事業」を通じて、葉酸商品を開発、販売する飲食店や小売店数を増やす。セミナーの参加者や会員企業を中心に葉酸を使った品を扱う事業者を募集中で、年度内に扱い店舗を10店増やす計画。また葉酸を扱う事業者を紹介するマップとウェブサイトを作成中で、11月に完成する予定だ。

 葉酸はブロッコリー、ほうれん草といった緑色野菜などに多く含まれる。認知症や脳こうそくなどの発症リスクを減らす効果があるといわれるが、「野菜だけで十分な量を採るのは難しい」(坂戸市職員)。

 そこで坂戸市では06年度から「坂戸市葉酸プロジェクト」として、葉酸が多く摂取できるレトルトカレーやドレッシングといった商品の開発に着手。市民の健康増進を目的に、女子栄養大学と地元事業者などと共同で、葉酸の粉を添加したパンなど葉酸を多く摂取できる商品の開発を進めてきた。現在、市内の小売店や飲食店など約35店が扱っている。

 市の動向を受けて坂戸市商工会は7月に開いた葉酸を活用した商品開発の事例紹介のセミナーを皮切りに、事業を本格化。マップは初年度4万3000部を作成し、11月開催の「さかど産業まつり」で配布するほか、期間中に葉酸商品の試食、販売などを検討している。

 制作中のウェブサイトには葉酸商品以外の各店自慢の一品を紹介したい考え。同商工会では「葉酸関連商品開発で含有量検査などのノウハウがある坂戸市と協力していく」(商工会職員)としている。


【2009年9月10日 日刊工業新聞社】