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西光エンジ、沖縄・宮古島漁協と生モズク加工製販のLLP設立

【静岡】西光エンジニアリング(静岡県藤枝市、岡村邦康社長、054-636-0311)は、宮古島漁業協同組合(沖縄県宮古島市)と協力し、モズク加工品などの製造販売を行う有限責任事業組合「宮古島LLP」を9月下旬に設立する。宮古島市が10月完成を目指して建設中のモズク工場(同)で新商品を開発・製品化し、モズクの拡販を図る。

宮古島LLPは、宮古島市が新設し、宮古島漁協が借りて運営する工場でモズク加工品を製造する。原料は宮古島漁協から仕入れ、西光エンジが販路を開拓する。従業員は3人。資本金は500万円。西光エンジと宮古島漁協のほかに、宮古島の農・漁業者などが出資する。初年度売り上げ目標は5000万円。

モズクの新商品は塩漬け加工をしない生の原料を使用したもの。沖縄県では国内消費量の95%以上のモズクを養殖しており、多くを保存のため塩漬けにする。これを脱塩したものが広く流通しているが、脱塩過程で有効成分が失われる場合がある。このため2008年9月に国の「農商工等連携事業計画」の認定を受け、西光エンジが自社の食品洗浄・加熱技術を用いて、塩漬け加工しない新鮮なモズク製品の開発に取り組んでいた。

宮古島市が新設するモズク工場は床面積80平方メートルで、同100平方メートルの既存工場に隣接する。宮古島LLPは工場を宮古島漁協を通じて借り受け、西光エンジ製のマイクロ波乾燥機などを据え付けて加工品の生産を始める。

西光エンジは中小企業基盤整備機構や地元銀行の支援を受けながら、食品展示会などへ積極的に出展してモズクの拡販に努めるとともに、国内販売網の構築も図る考え。


【2009年9月4日 日刊工業新聞社】