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タケックス・ラボ、竹活用した建材の製販を本格展開

タケックス・ラボ(大阪府吹田市、清岡久幸社長、06-6821-2554)は、新工場を建設し、竹を活用した建材の製造・販売事業を本格的に始める。高知市に約3300平方メートルの土地を取得し、工場を建設中。年内に竹製品の構成を固め、当初は委託生産で供給して実績を作る。高知工場を2010年秋に稼働し、内製に切り替える予定。投資総額は約5億円。

新工場は床面積約2500平方メートルの平屋建て。製造担当者は現地で21人を新規採用する。建材と並行し、現在の主力事業である竹の抽出物からの抗菌剤の製造も同工場で行い、全製品の生産を自社で行えるようにする。稼働初年度には竹約8万本を製品化予定。竹林の整備とともに製品化できる竹の本数が増える見通しで、3年目には約17万本を製品化する。

建材の製造は、竹を繊維化してからプレスする工法により、従来の竹の棒を積み重ねる工法に比べ高い歩留まり率と少ない工程数で効率よく製造する。また強い繊維だけを残すため、剛性と柔軟性を両立する建材ができるという。傷がつきにくい特徴を生かし、小売店のフローリング材や、デッキ材などの外装材として拡販する。

タケックス・ラボは工場稼働で全製品を社内生産し効率を高めるほか、西日本を中心とした全国の竹害に悩む地域へ竹活用のコンサルティングを行う計画。全事業の売上高を09年7月期の3億3000万円から、11年7月期に10億円を目指す。

高知市は環境対策と地域活性化を掲げた「バイオマスタウン計画」で、竹林の整備を課題の一つに挙げている。同社のビジネス展開と地域のニーズが合致したため、同市での工場建設を決めた。


【2009年9月1日 日刊工業新聞社】