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嘉穂製作、東京・北区の飛鳥山に省エネ仕様のモノレール

 江戸っ子の心をつかむモノレール―。東京都内で最も低い山と言われる飛鳥山(25.4メートル)がある北区の飛鳥山公園で、7月に開業した無料モノレールが人気だ。製造したのはモノレールメーカーの嘉穂製作所(福岡県飯塚市、内山勉社長、0948-72-0390)。休日には最大1500人が乗車するなど、予想を上回る人出となっている。

 モノレールは北区が総事業費2億6000万円で設置した。16人乗りで、車いすやベビーカーを押しながら乗れるバリアフリー設計。公園の入り口から山頂までの48メートル(最大傾斜24度)を約2分間で結ぶ。車内と車両前後の照明には発光ダイオード(LED)灯を採用した省エネ仕様も自慢だ。

 同公園は江戸時代に8代将軍・徳川吉宗が庶民のために造成した。春の桜、初夏のあじさいと、今も都民の憩いの場だ。北区の担当者は「これまで階段で登るしかなかったので利便性が向上した」と喜ぶ。また「遊園地の乗り物感覚で訪れる子供も多い」と意外な効果にも満足げ。秋の紅葉シーズンを控え、モノレールとの相乗効果は行楽客の背中を一押ししそうだ。(福岡)


【2009年8月28日 日刊工業新聞社】