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魚竹蒲鉾店、大阪湾の鮮魚を新ブランドに

 大阪湾で捕れた魚で新しい大阪名物を作ろう―。魚竹蒲鉾店(大阪市平野区、竹中祥之社長、06-6791-3924)は、てんぷらなど練りものの新商品開発を始めた。キズがあるなどの理由で市場に出ない魚を利用し、新ブランド「春夏秋冬魚庭(なにわ)天」を2011年までに商品化する考えで、地域活性化や大阪湾PRに役立てる。

 この取り組みは、大阪産業振興機構の2009年度「おおさか地域創造ファンド」助成事業に採択された。岸和田漁港などから仕入れた鮮魚を原料に使う高級タイプのてんぷらやかまぼこを、新ブランドで展開する。生の魚を主原料にするため、魚本来の風味が味わえるのが特徴という。

 09年度はさまざまな魚種を組み合わせて試作品を作り、店頭試食で客の嗜好(しこう)など消費者調査を実施。2年以内の商品化を予定している。

 大阪湾では真アジや真ダイ、スズキ、ハモ、ヒラメなど四季折々でさまざまな魚がとれるが、小さかったり、キズがあったりする魚は廃棄されている。一方、かまぼこ業界では骨や内臓抜きなど手間がかかるため、原料に冷凍すり身を使うのが主流だ。

 同社では生魚の加工設備をすでに導入しており、「大阪湾に豊富な漁業資源があることは全国には知られていない。大阪湾の魚介をブランド化して、産業振興や地域活性につなげたい」としている。


【2009年8月13日 日刊工業新聞社】