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椎茸ジャパン、デコレーション椎茸を宅配

 椎茸ジャパン(大阪府豊中市、西田長太郎社長、06‐6866‐2838)は、「なにわ椎茸」の栽培、販売事業を始めた。温・湿度調節可能な空き倉庫などを利用して栽培。椎茸ホダ(菌床)に、傘の直径15センチメートル近い肉厚椎茸などが重層的に育った椎茸デコレーションを保冷庫装備の車で宅配するフランチャイズチェーン(FC)事業も展開する。

 自動車販売、整備業のエヌシーオート(大阪府豊中市)が自社ビルの有効活用を狙い、椎茸ジャパンを設立して栽培事業を始めた。販売、加工を委託するフーズバンクインターナショナル(同)と組み2009年度第1回農商工等連携事業に採択された。

 「なにわ椎茸」はナラ材などのチップに米ぬか、ふすま、海草などを混ぜた独自の菌床(大きさ約22センチ×約12センチ×約20センチメートル)を数カ月間、里山などの自然環境に置き、発芽寸前になるまで菌糸を育成。それを温湿度調節した部屋へ運び、約2週間後に採取できる状態まで育て出荷する。

 菌床から生育したままの状態で宅配などを行うほか、大量に収穫したものを生や乾燥状態で販売もできる。

 菌糸が充満し椎茸の子実体が発芽する直前の菌床が3000円。フランチャイジーはこれを仕入れ、デコレーション椎茸や加工椎茸にして販売。菌床と針金枠、ビニール袋をセットにしたキットでは、安全に栽培でき自然教育にも役立つ。

 景気後退で遊休ビルや倉庫などが目立つが、「椎茸栽培工場にするリフォーム工事も当社で引き受ける。栽培は高齢者でも十分でき雇用確保や地産地消事業の核になる」(西田社長)と見る。


【2009年8月6日 日刊工業新聞社】