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岩手県など、三陸の海洋研究で連携−産学官でコンソーシアム

 【盛岡】海洋版シリコンバレーの実現へ―。岩手県三陸沿岸地域の海洋研究機関や岩手県など産学官でつくる「いわて海洋研究コンソーシアム」が発足した。東京大学や北里大学などの三陸沿岸地域に立地する研究機関が連携を強化、海洋環境や海洋バイオ、海洋資源・エネルギーなどの分野で共同研究を推進する。将来、企業も巻き込んで海洋研究の集積地を形成、地域振興に結びつけるのが狙いだ。

 親潮と黒潮がぶつかることで水産資源に恵まれた三陸沿岸は、豊かな漁場を形成すると同時に、研究フィールドとしても有用。現在、東京大学海洋研究所国際沿岸海洋研究センター(大槌町)や北里大学海洋生命科学部(大船渡市)、水産総合研究センター・宮古栽培漁業センター(宮古市)など、五つの海洋研究機関が立地している。

 今回発足したコンソーシアムには、研究機関に加え、岩手県や宮古市、大船渡市、釜石市など周辺自治体、商工会議所などが参加。メンバーが定期的に会議を開き、調査研究活動の立案などを行う。事務局の岩手県商工労働観光部は「海洋研究に関する研究所や企業を誘致して新産業を創出したい。海洋という視点から新しい地域振興を図る」(科学・ものづくり振興課)としている。


【2009年7月30日 日刊工業新聞社】