HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

大阪・和泉会議所と硝子細貨工組、人造真珠でアクセサリー開発

 【南大阪】和泉商工会議所(大阪府和泉市)と日本人造真珠硝子細貨工業組合(和泉市、佐竹保彦理事長、0725-41-2133)は、外部のデザイナーなどと連携して、今月中旬に人造真珠を使ったアクセサリー群の開発を始める。天然真珠と異なり、大きさや形状をコントロールできる人造真珠の特性を生かし、現市場にないような独創的商品を開発。「和泉ブランド」として販売する。地元の人造真珠メーカーなどの参加のもと、12月までに商品を完成させて2010年の発売を目指す。

 人造真珠はガラス玉やプラスチック玉に真珠箔を塗布した装飾用素材で、明治時代からの和泉市の地場産業。しかし、生産量が低迷しており同会議所は、08年度に和泉市産の人造真珠について市場調査を実施。その結果、品質については評価が高かったものの、産地としての和泉市の認知度が低いことが分かり、独自ブランドの立ち上げを決めた。

 具体的なアクセサリーの開発には、プロダクトデザインや空間デザインを手がけるNOSIGNER(ノザイナー)氏が協力。メーカーとして新興真珠(和泉市)、井阪硝子(同)などが参加する見込みだ。日本人造真珠硝子細貨工業組合の佐竹理事長は「自分たちのブランドを作ることで、攻める事業展開をしたい」と商品開発に意欲を見せている。

 和泉市の人造真珠産業は、中国製品の台頭などで会社数は全盛期の3分の1、生産量は10分の1になるほど落ち込んでいる。08年6月には和泉市に四つあった国内の人造真珠関連団体のうち、「日本人造真珠硝子細貨輸出組合」が解散に追い込まれた。


【2009年7月3日 日刊工業新聞社】