HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

石橋、シイタケ栽培・販売事業を本格化−11年度に生産倍増

 【南大阪】石橋(和歌山県印南町、石橋幸四郎社長、0738-42-0023)は、シイタケの栽培・販売事業を本格展開する。菌床をポットで培養する促成栽培手法を確立。従来2―4年かかる生育期間を、約半年間に短縮した。生産能力は年間300トン。設備拡充などに約2億円を投じ、2011年度に倍増の600トンを目指す。収穫後の廃菌床を農業用堆肥(たいひ)やバイオ燃料に活用する、循環的な取り組みも進める。

 同社は08年11月、温・湿度管理された栽培工場「紀州きのこ園」を開設。バイオ室で4カ月、シイタケの菌床をポットで培養、発生ハウスで約2カ月促成し収穫する生産システムを構築した。10年度からバイオ室の拡張と発生ハウスの増設に着手。11年度には菌床の培養を年間50万個から100万個に拡大し、同600トンの生産体制を構築する。

 石橋は和歌山県下および大阪南部でガソリンスタンドを展開し、09年3月期の売上高は97億8000万円。石油・燃料販売の需要減を背景に、シイタケ栽培を新たな事業の柱と位置づける。間伐材を菌床原料に利用する森林保全と堆肥への循環活用から、厚生労働省の「ふるさと雇用再生特別交付金事業」に認定されている。


【2009年7月2日 日刊工業新聞社】