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山形県、酒田港を戦略的に活用−HPで物流情報発信

 山形県は県内唯一の重要港湾である酒田港の利用促進に向けた物流に関する情報発信を強化する。県のホームページ(HP)を通じて公開している酒田港と県内陸部、東北の太平洋側を結ぶ国道47号(新庄―酒田道路)の詳細地図など道路の物流性能に関する情報を充実させる。今年度中にも同47号周辺の市町村などと連携することで、医療機関や観光関連の情報の提供も目指す。

 本格運用したHPでは国道47号の物流性能情報を公開した。地図上にスノーシェルター、ドライブイン、給油所、ライブカメラなどのインフラ情報を盛り込んだ。今後、県は同47号周辺にある市町村、商工会議所、商工会などと連携し、観光面などのコンテンツを充実させる方針。利用者の視点に立って、医療機関の所在、飲食店の紹介など観光面の情報を順次加えていく方針だ。

 HPでは酒田港およびアクセス道路の短期・中長期の計画なども掲載。酒田港の利用に関するアンケートを実施しており、酒田港を利用する際の企業のニーズを広く集めている。県は「企業からの要望を把握し、物流性能の改善に役立てる施策に反映させる」(土木部)としている。

 県は昨年12月に港湾・道路・鉄道を対象とする物流インフラへの新たな考え方をまとめた。世界的に景気が低迷する中だが、東北地域では自動車関連産業の進出など新たな産業立地の進展が期待されてもいる。

 将来をにらんで、県はロシア・東アジアへの輸出ルートとして、酒田港を戦略的に活用する物流体系構想の策定を目指している。(山形)


【2009年5月28日 日刊工業新聞社】