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ジャパンファーム、来夏めどに焼酎かす飼育豚を増産

 【鹿児島】ジャパンファーム(鹿児島県大崎町、江藤洋司社長、099-476-0235)は、焼酎の製造工程で出る焼酎かすを飼料にした豚の生産を拡大する。付加価値の高い豚肉として需要増が見込めるため。飼育規模を現在の1万500頭から2010年8月をめどに2万1700頭に増やす。これに伴い、この分野の売り上げを年7億円から20億円に引き上げる。

 飼育規模を拡大するため、鹿児島県伊佐市にある専用の豚舎を現在の15棟から31棟に増やす。焼酎かすを原料にした飼料は液状で、豚舎には特別の飼料供給システムなどが必要となる。全体で約200棟ある豚舎のうち、16棟を約22億円かけて改造する。

 ジャパンファームは5年ほど前から地元の焼酎メーカー、大口酒造(鹿児島県伊佐市)と共同でイモ焼酎の焼酎かすを飼料にする研究を行い、飼育規模を拡大してきた。ジャパンファームは焼酎かすを原料にした飼料の開発や給餌(きゅうじ)方法などを研究し飼育システムを確立。大口酒造は発生量が不安定な焼酎かすを安定供給できるよう保存方法などを研究してきた。焼酎かす飼料で育った豚は「ポリフェノール類が豊富であくが出にくい」(ジャパンファーム)という。

 ジャパンファームは現在、飼料に使っている焼酎かすは大口酒造から供給を受けている。将来は焼酎かす飼料の豚の生産拡大に伴い、大口酒造以外の焼酎メーカーからも焼酎かすを調達することを検討する。ジャパンファームは養鶏や養豚、肥料製造などを展開。養豚では約10万頭を飼育している。08年度の全社売上高は248億円。


【2009年5月13日 日刊工業新聞社】