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東北経産局、起業家ら集め「ビジネス塾」−スポーツで地域活性化

 スポーツビジネスを通じて東北地方の経済を活性化させよう―。経産省東北経済産業局(仙台市)はスポーツ起業家らを集めた「東北スポーツビジネス塾」(小幡忠義塾長)を開いた。

 国の出先機関としては例を見ない試み。塾生がクラブ経営のビジネスモデルを構築し、中長期の事業計画を立案する内容で、同塾を企画運営する同局総務課の柿沼房子さんは「近い将来、成功例が生まれてくれれば」と期待する。

 同塾には宮城、秋田、岩手各県から計八つの団体、個人が塾生として参加。講師はスポーツクラブやNPO法人関係者、プロ野球楽天の球団幹部らが務める。講義以外でも、関東地方の企業やスポーツクラブに出向き、経営のノウハウを見聞きして学ぶことも。

 塾に参加した宮城県多賀城市の遠藤孝志さんは「個人ではできない大企業の視察ができて、直接話も聞けたことは大きな成果です」と喜ぶ。来季、バスケットボールのbjリーグ参入を目指す秋田市の高畠靖明さんは「(秋田では)東北5県の情報が入らないのが実情だが、東北にこんなにたくさんの同志がいて勇気をもらった」という。

 このほど、宮城県内で開いたシンポジウムでは塾生らの研修成果が披露された。「短い期間だったが、ステップアップしてくれた」と、柿沼さんは塾生たちのさらなる奮起を願っていた。


【2009年5月8日 日刊工業新聞社】