HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

千葉・市原市、農業の担い手育成へ就農支援

 【千葉】千葉県市原市は新たな農業の担い手を育成するため、09年度に就農支援事業に乗り出す。市内で就農を希望する20―30代の若者を対象に、就農支援金として年間50万円を最長5年間で最大250万円を無利子で貸し付ける。5年以上市内で就農した場合、弁済を全額免除する特例措置を設けた。同市は耕作面積で県内2位ながら農業従事者の減少と遊休農地の増加が課題。経済環境の悪化もあり、若者の就農促進により、農業の活性化を図る。

 市原市は4月から5月にかけて就農セミナーの受講生を募集し、6月に貸付金制度の概要や市農業の特徴を紹介するセミナーを開催予定。セミナーを受講し、制度の利用を希望する人を対象に、9月から千葉県農業大学校(千葉県東金市)で農業経営論や農機の使い方などの基礎研修を約3カ月間行う。その後、市内の農家で約3カ月間の農場実習を実施するスケジュールとなっている。

 就農希望者は、研修課程が終了した時点で、市に5年後の売り上げ計画などを盛り込んだ「就農計画」を提出。審査を通れば、貸付金が交付される。初年度5人の就農を見込む。同市は資金面の支援のほかに、希望者がスムーズに就農できるように農地の取得や賃貸のあっせん、農地情報の提供などを農業委員会と連携しながら行う方針だ。

 市原市の05年の総農家戸数は約5000戸で、00年と比べると11・7%減少している。また年齢別農業従事者は、60代以上が全体の85%を占めており、高齢化が進んでいる。就農制度を整備し20―30代の若者を農業に呼び込むことで、地元農業の活性化に結びつける。


【2009年4月2日 日刊工業新聞社】