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今治造船の檜垣会長、復元した木造貨物船を披露

 戦後の復興期に、設計建造した450トン積み木造貨物船を模型で復元―。今治造船(愛媛県今治市、檜垣幸人社長、0898‐36‐5000)の檜垣俊幸会長は、1951年に設計・建造した当時最大級の450トン積み木造貨物船を13分の1のスケールで復元した模型「今治丸」を完成、海事関係者ら約300人に披露した。

 模型は檜垣会長が当時の苦労を思い出しながら日本屈指の船大工の渡邊忠一氏とともに、2年がかりで忠実に復元した。実物は全長約39メートルあり、檜垣会長が22歳時に設計、1951年完成した。船尾ラインを絞り、推進効率を高めるなど当時の木造貨物船としては最大級の技術を結集した船という。その後、木造船は鋼船へと移っていった。

 檜垣会長は「海事都市の今治で育ち、小学生のころから木材で模型をつくるなど船づくりにあこがれてきた。『今治丸』は私の船づくりの原点であり、『今治丸』を海事産業の歴史として後世に残したい」と製作した。この模型は5月23日開幕の「今治海事展」で今治国際ホテルのロビーで一般公開する。(松山)


【2009年3月31日 日刊工業新聞社】