HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

鹿児島工技センター、地元2社に技術供与−黒糖焼酎の製造省力化

 【鹿児島】鹿児島県工業技術センター(鹿児島県霧島市、神野好孝所長、0995-43-5111)は、地元の黒糖焼酎メーカー2社に黒糖焼酎の省力化技術を供与した。黒糖焼酎の製造を省力化でき、製品に黒糖の香りを強く出せる。2社は新技術を使った製品)を完成して発売した。そのほかにも黒糖焼酎メーカー5社が同技術の採用を検討している。

 供与した技術は、黒糖焼酎の原料である黒糖ブロックを煮沸溶解せず直接もろみに投入する。煮沸にかかる手間と燃料が不要になる。08年に技術を確立して黒糖焼酎メーカーに採用を呼びかけていた。製品は「黒糖の甘い香りと甘みを持つ焼酎ができる」(同センター)。従来製法では「煮沸溶解によって黒糖独特の香りが飛んでしまうことがある」(同)という。

 黒糖焼酎は一般に、もろみに投入する黒糖を煮沸溶解し、常温まで冷却して使用する。メーカーによっては黒糖焼酎の製造に使う燃料の2割を煮沸溶解で使うという。

 新技術を使ったのは奄美大島酒造(鹿児島県龍郷町)の「奄美夢幻」(アルコール度数40度、1800ミリリットル、7900円)と新納酒造(鹿児島県知名町)の「天下無双」(アルコール度数35度、500ミリリットル、950円)。


【2009年3月24日 日刊工業新聞社】