HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

諮問会議、観光・農業活性化へ−空港アクセスなど検討

 政府の経済財政諮問会議は10日、新しい経済成長戦略の取りまとめ作業の一環として、観光産業と農業の活性化策について議論し、成田空港(千葉県)・羽田空港(東京都)間の鉄道アクセスの改善策や、ビザ発給要件の緩和策などを検討していくことで一致した。

 国内旅行市場を盛り上げる方策として、学校への2学期制導入によって休暇の分散を促すことも検討する。今後、法務省や文部科学省を含めて議論を深め、3月末の戦略取りまとめに反映させる。

 会議では民間の有識者メンバーが成田・羽田間や成田・地方空港間のアクセス改善、首都圏空港の機能強化などに取り組むよう提案。金子一義国土交通相もハブ空港の重点的な機能強化や、鉄道によるアクセスの改善に意欲を示した。

 与党の景気・雇用創出プロジェクトチームも、経済・社会システムの効率化につながり、費用対効果が見込める公共事業を重視しており、ハブ空港とこれらを中心とする国内移動手段の整備が、当面の重点課題になりそうだ。

 このほか中国人旅行者らアジア地域からの観光客誘致に向けたビザ発給要件の緩和、入国審査の迅速化に向けた体制整備でも、関係省庁間の調整を図ることで一致した。

 農業分野では石破茂農林水産相が、バイオマスを軸とした新産業の創出や、植物工場の技術を応用した新しいバイオ関連産業の育成、水力など農山漁村に眠っている未利用エネルギーの活用促進策に取り組み、10―20年後に6兆円規模の新市場を創出する構想を提示。麻生太郎首相も具体化を急ぐよう指示した。


【2009年3月11日 日刊工業新聞社】