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近ツー、訪日旅行営業を強化−近鉄エクスの拠点活用

 近畿日本ツーリスト(KNT)はグループ企業のネットワークを使った訪日外国人客の取り込みを進める。年内にも近鉄エクスプレス(KWE)が持つ海外の物流・営業拠点を使い、訪日外国人向けに、訪日旅行の営業体制強化に乗り出す。

 旅行各社にとって国内市場は成熟しているだけに、訪日外国人客の獲得は喫緊の課題だ。KNTの訪日客向けの売上高は07年12月期が86億円。この取り組みをてこに2011年12月期には110億円を目指す。

 現在、KNTの海外拠点は約40カ所。一方、KWEは航空貨物・物流で約300の海外拠点を持つ。中国だけでも45都市に約110拠点がある。アジア地域は最も訪日客の増加が見込めるため、重要地域と位置づける。

 さらにKWEはKNTがカバーしていない東欧や中近東にも拠点がある。これらの拠点活用には投資を抑えながら営業体制を強化できるだけでなく、普段から地域の事情を熟知する各拠点の従業員らと情報を交換し、営業などに生かせるメリットもある。

 現地スタッフの採用、KNTからの派遣といった具体的なスタッフの体制や営業活動の方法などは地域ごとの事情を勘案し、個別に検討していく。

 国内大手旅行各社は海外の観光地や大都市に自社拠点を設置している。ただ大手各社の海外拠点数は20―90程度にとどまっている。


【2009年2月18日 日刊工業新聞社】