HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

千葉県水産加工業協同組合連合会、カタクチイワシの食用化拡大

【千葉】千葉県水産加工業協同組合連合会(千葉市中央区、井上正康会長、043‐242‐6851)は、カタクチイワシの本格的な食用化を進める。組合に加盟する加工業者6社が共同で、16品目の菓子や総菜を製品化し、2月に県内ブランド品として発売する。これまでカタクチイワシは飼料用途が主だったが、食用加工を拡大することで漁業者、水産加工業者の販路拡大を目指す。

千葉県内の漁業者、加工業者、販売業者らが連携して、「イワシファクトリー」ブランドをスタートする。2月の発売に向け、試作品の開発や量産体制の準備を進めている。ごま漬けなどの総菜のほか、カタクチイワシを粉末にして、クッキーやせんべいなどの菓子をつくる。

07年の千葉県のカタクチイワシの漁獲量は約8万7000トン。体長10センチメートル以下の小振りのカタクチイワシは、飼料向けに活用されるケースが多い。煮干しやみりん干しなどの食用向けは全体の約30%に留まっている。飼料向けには安価で販売するため、利益が薄い。豊漁のカタクチイワシの食用向けへの売り込みを強化して、利益アップを目指す。 カタクチイワシの漁獲量は安定している半面、食用のマイワシの漁獲量は減少傾向にある。07年の漁獲量は6000トンで、ピークだった83年の40万トンから大幅にダウンしている。カタクチイワシの食用を進めて、マイワシに代わる収益源の確保を狙う。


【2009年1月30日 日刊工業新聞社】