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崇城大など産学連携、販促まで一貫指導−機能性食品開発で中核人材を育成

 【熊本】崇城大学などは産学連携で、農商工連携の中核を担う人材の育成に乗り出す。食品メーカーなどで商品開発から販売促進まで一貫して対応できる人材を育成するのが狙い。地域の農産物を原料に、発酵や醸造技術を生かした機能性食品の開発をテーマに育成する。今年度末までにテキストやプログラムを整え、09年度から講義や実習をスタートさせる。

 人材育成事業には崇城大のほか熊本県立大学や熊本県産業技術センター、特定非営利活動法人(NPO法人)などが連携する。バイオ関連の企業や研究機関、団体など26機関も協力する見込み。

 崇城大は機能性食品や健康食品の開発や量産拠点化を推進している九州バイオクラスター推進協議会の会員でもある。そのため、同協議会も協力機関に加わる。

 講義内容は商品開発に関する技術のほか製品の機能性や安全性の評価、生産管理、リスク管理、財務管理、マーケティングなどを予定。また、ベンチャーの起業についての講座開設も計画している。大学院生と社会人を人材育成事業の対象にする計画で、講義日程などを検討する。

 九州地域では機能性食品の原料となる農林水産物や畜産物が豊富で焼酎やみそ、しょうゆなどの伝統的な発酵や醸造の技術基盤がある。その一方、発酵や醸造技術を持つ食品メーカーの多くが中小企業であるため中核的な人材の確保や育成が難しい背景があるため、同事業に着手することにした。


【2009年1月21日 日刊工業新聞社】