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南海電鉄、他鉄道会社と協力して沿線外から旅客誘致を強化

 南海電気鉄道は他鉄道会社との共同広告や旅客誘致キャンペーンの協力事業を強化する。08年度から東京都交通局、京阪電気鉄道と協力事業を始めたのに続き、3月以降には阪神電気鉄道やJR西日本、阪急電鉄との協力を計画している。少子高齢化で定期輸送の人員が減少するなか、競合路線が少ないというメリットを生かし、他社線と協力してPRすることで沿線外からも利用客を呼び込むのが狙いだ。

 南海電鉄のターミナル駅がある大阪・難波地区には、3月20日の阪神なんば線開業により阪神電鉄が乗り入れる。これに合わせ、阪神タイガースなどをテーマにした共同広告や旅客誘致キャンペーンを同社と調整中。このほか天下茶屋駅(大阪市西成区)で接続する阪急電鉄や、南海電鉄と同様、大阪府南部を走るJR西日本とも、鉄道の相互利用による旅行喚起事業を計画している。

 08年7月に始めた京阪電鉄とのキャンペーンでは、両沿線の人気ラーメン店を双方の車内広告や無料情報紙で紹介。京都市北部の京阪沿線ラーメン店では南海情報紙読者向けに特典プレゼント50点を用意したところ、掲載後約10日でなくなった。南海電鉄は「大阪南部の南海ユーザーが、京都のラーメン店に南海と京阪を使って行ったはず」と利用効果を分析する。

 南海も京阪もそれぞれ遊園地を所有することから、今後も遊園地をテーマにしたキャンペーンを企画する予定。


【2009年1月20日 日刊工業新聞社】