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近畿運輸局、関空の深夜貨物便利用した農水産物輸送実験を実施

 近畿運輸局は関西国際空港の深夜貨物便を活用した農水産物の輸出モデル事業として、奈良県五條市で露地栽培された完熟柿をシンガポールへ輸出する実験を始めた。市場を通さず直接深夜貨物便で輸出することで、通常の航空便で3日かかっている輸送を約20時間に短縮。傷みやすい果実などが短期日で輸出できるとし、アジア各国の日本食ブームで期待される高級農水産物の輸出と、関空の利用促進を狙う。

 実験では9日16時にJAならけん西吉野選果場(奈良県五條市)からトラックで出荷し、23時15分に関空発の深夜便を使って輸出。10日4時にシンガポール空港へ到着、午後からシンガポール伊勢丹で販売した。深夜貨物便は時間外の取り扱いのためフォワーダー手数料が約3%高くなるが、大量輸送を行えば影響は小さい。今後、リードタイムや品質保持など物流最適化に向けて検証を行い、08年度末までに検討結果をまとめる。

 和歌山県産の桃、大阪府産の巨峰や水ナスなどブランド力があり傷みやすい農水産物を中心に、シンガポールや香港、タイなどアジア向けの輸出利用を狙う。


【2008年12月11日 日刊工業新聞社】