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埼玉・川越会議所、連続テレビ小説「つばさ」活用し地域活性化

【川越】川越商工会議所は09年3月末から放送予定のNHKの連続テレビ小説「つばさ」を活用した地域活性化事業に乗り出す。事業内容を検討するため「RD21委員会」(松山潤委員長=山屋社長)を9月に発足。11月の全体会議では、今後の事業展開を決めるうえで基本となる四つの方向性を確認した。09年1月をめどに、同事業内容を決定する。

連続テレビ小説「つばさ」は、江戸の風情が残る埼玉県川越市の老舗和菓子店を舞台に、母親の代わりをつとめる娘と、自由奔放な母という、あべこべ親子が巻き起こす、ねじれた絆(きずな)の物語。川下りで有名な長瀞町や、サッカーの都、さいたま市も舞台になっている。

RD21委員会は、会員企業の若手経営者を中心とした20人で構成。全体会議では事業の方向性として(1)「つばさ」効果により増加する観光客に対し、川越をイメージダウンさせないための危機管理対策(2)「つばさ」効果を最大限に生かす方法(3)NHKや川越市との共催イベントの可能性(4)放送終了後も継続できる取り組み―を確認した。

これを基に、観光客がより快適に川越を楽しめる環境を整えようと、蔵づくりの町並み周辺などの交通対策や、休憩所新設の必要性などを検討する。また、より集客するため、関係機関と連携し、「つばさ」に関したイベント開催を模索する。委員からは、大型バスの乗降場所の提供、ロケ地のスタンプラリーや創作お菓子コンテストの実施などの意見が出ている。

「つばさ」の撮影やPRについて、川越市関係機関の支援・連絡体制の構築や観光振興などを目的とする「つばさ推進協議会」が、7月に設立されている。同市を中心に、同会議所、小江戸川越観光協会などが構成。一方、RD21委員会でも、同市から特別委員を出して「関係機関と調整しながら、会議所の独自性を出した事業を行いたい」(松山委員長)としている。


【2008年11月28日 日刊工業新聞社】