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アートラインプロジェクト、東京・大田区から芸術発信

 芸術の秋が東京都大田区を彩る―。今年も多摩川アートラインプロジェクトが手がける「アートラインウイーク2008」が11月1日から9日まで開催される。2回目を迎える今年は「グローバル←→ローカル」をテーマにプロジェクトの国際的な広がりを目指す。07年の16組を上回る22組のアーティストが参加し、東急多摩川線各駅とその周辺地域で22作品を展示する。期間中はそのほかユニークな催しも多数行われる。

 多摩川アートラインプロジェクトは昨年、現代アートによる地域発展と交流を目的として発足、東京商工会議所大田支部の田中常雅会長が代表を務めている。技術に定評がある大田の町工場とアーティストとの共同製作や地元の地域資源を掘り起こしてアートとの融合に取り組んでいる。

 今年も各駅では個性豊かな作品が展示される。矢口渡駅では名和晃平氏と地元、栄伸工業が共同で製作したアクリルのオブジェが並ぶ。多摩川駅では階段に何色もの光を照らす「虹の階段」や記憶のトンネルをイメージした「インフォトンネル」を設置する。

 そのほか、田園調布せせらぎ公園では彫刻家関根伸夫氏が穴を掘り、土を円筒形に積み上げる「位相―大地」を40年ぶりに再現。中国を代表する彫刻家隋建國氏が赤い恐竜を展示する。多摩川線蒲田―多摩川間で上演する「多摩川劇場」などユニークな企画をそろえた。

 今年は国際性を強めるため、北京とソウルの作家が参加してアジアとの交流を広げる。プロジェクト代表の田中常雅氏は「羽田の国際化を控える大田区で現代アートによる街づくりをきっかけにアジアの都市との交流につなげれば」と話している。


【2008年10月31日 日刊工業新聞社】