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長屋すとっくばんくねっとわーく組合、大阪・からほり地区の長屋を公開

 関西企業が共同で資材を提供し、町並みを再生―。長屋すとっくばんくねっとわーく企業組合(大阪市中央区、松富謙一代表理事、06‐6767‐1906)は、25、26日に、「長屋再生もったいないプロジェクト」を開く。大阪市中央区の空堀商店街周辺の「からほり地区」に残る長屋の町並みを維持する一環で、再生した長屋を公開するとともに、建築資材を無償提供した協力企業の取り組み紹介や、トークイベントなどを行う。

 からほり地区は、大阪城の南の外堀跡の周辺。大阪市内でありながら、土地のこう配を利用した町屋、路地に面した長屋など、昔ながらの風情が残る。今回公開する長屋は、同組合の活動に賛同した企業が再生に使用する建築資材などを無償で提供。資材は缶がつぶれているなどの理由で返品されたペンキ、デッドストックになったタイル、廃材を再生利用したポリ塩化ビニル床シートなど持続可能社会や環境問題へ配慮したものばかりを活用した。

 賛同企業は日本ペイント、サンワカンパニー(大阪市中央区)、泰邦(大阪府八尾市)、タイルライフ(同岸和田市)、野水瓦産業(大阪市港区)、美輝(奈良県桜井市)、山宗(愛知県常滑市)で、山宗を除きいずれも関西に本社を置く企業。

 トークイベントでは長屋の元家主や不動産業者が、空き家状態の長屋の活用方法などについて参加者と話し合う。松富代表理事は「長屋が持つ付加価値を問い直し、持続可能な社会について考える機会にしたい」と話している。

 長屋すとっくばんくねっとわーく企業組合は歴史ある町並みの保存と地域の活性化を目的に、長屋の再生事業や、長屋と町並みを生かしたアートイベントなどを行っている。


【2008年10月21日 日刊工業新聞社】