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愛媛県紙パルプ工業会、来年度から新人養成講座を開始

 【松山】愛媛県紙パルプ工業会(愛媛県四国中央市、服部正会長=大富士製紙社長、0896‐58‐2055)は09年度から紙産業初任者人材養成講座を開始する。県の紙産業技術センター(同市)など官や教育機関、業界団体が連携して紙産業企業の新卒・中途採用による初任者の人材育成を図るのが狙い。四国中央市エリアは紙産業集積地で、工業会ではこれまでの中核人材育成に、初任者向けプログラムを加えて一貫した人材教育体制を整える。

 開始に向け事業推進委員会の設置とプロジェクトコーディネーター1人を配置し、講座科目の設定やカリキュラムを開発する。講座では紙産業の歴史・生産統計や紙の製造方法、不織布製造・種類・規格、紙の品質管理などを学ぶ。開始に先立ち09年1月をめどに受講者50人程度で10科目計30時間の実証講義を開く。

 四国中央市は全国一の紙産地で製紙会社や紙加工会社、紙の原料・薬品・機械関連会社がある紙産業の集積地。人材育成の取り組みはすでに紙産業のリーダーを育成する中核人材育成講座を開いているが、今回は同地域の紙産業企業初任者が対象。紙産業各社は新卒者や中途者の採用が不定期で研修用の共通カリキュラムを求めるニーズが高かった。

 同工業会では同講座の実施で紙産業の初任者から中核人材まで一貫して人材育成していく。また2010年度には愛媛大学大学院が製紙業の将来を担う人材育成のため紙産業修士コースを新設する予定で、大学との連携も深めていく考えだ。


【2008年10月13日 日刊工業新聞社】