HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

経産省、地域の観光資源を海外に映像情報発信

 経済産業省は海外向けに、地域の観光資源の情報発信を強化する。町おこしなどに携わる専門家が、各地域で伝統工芸品などを発掘、映像化し、商談会を通じて積極的に売り込む。地域独自の観光資源を海外から旅行者を誘致するための有力なコンテンツと位置づけ、支出単価の高い富裕層の旅行者を国内に呼び込むとともに、地域活性化にも役立てる。

 10地域程度を対象に、町おこしなど地域活性化のイベントに携わった専門家を「お目付け役」として配置する。専門家は外部の視点を生かして地域内の人が気付きにくい魅力を見つけ出し、映像としてまとめる役割を担う。

 映像化する内容としては、陶芸品に代表される伝統工芸品や郷土色豊かな自然環境といった地域固有の観光資源を想定。これらの映像をDVDなどの記憶媒体に収録、パッケージ化し、ドイツやロシアなどで開かれる富裕層を照準とする商談会などで紹介する。

 ブースの出展によるプレゼンテーションに加えて、レセプションでも海外のバイヤー向けに情報を提供。商談機会を増やすことにより、観光地としての魅力をアピールする。

 特に新興国では観光の支出単価が高い富裕層が増えており、これらの需要を取り込んで地域の活性化につなげる。

 経産省は販路や宣伝力に乏しい各地域の観光事業を下支えする考え。さらに、各地域の関係者が国内市場だけでなく、海外市場の開拓に目を向ける効果を期待している。


【2008年9月29日 日刊工業新聞社】