HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

大阪・和泉会議所、「農」核に産業振興

 【南大阪】和泉商工会議所は産学官連携により、農業を核とした産業振興策に着手する。大阪府和泉市の仏並町にある農業団地を活用し、地産地消ができる野菜の生産や、観光農園の事業化を目指す。将来は「和泉ブランド」の農産物を生産、市内産業の振興につなげたい考えだ。第1弾として9月中旬から、飲食店への聞き取り調査やICカードを使った消費流通調査を実施。結果をもとに09年度以降の事業内容を決定する。

 事業には和泉市や、桃山学院大学、市内の工業団地、観光農園を行っている特定非営利活動法人(NPO法人)なども協力する。飲食店や消費者の需要調査は、ぐるなび、フェリカポケットマーケティング(東京都品川区)が担当。調査業務を含む事業のコーディネートはNPO法人TMJ研究所(京都市下京区)が担当する。

 08年度は、調査業務をメーンに行う。9月中旬からぐるなびが飲食店100店の聞き取り調査を行い、農産物の需要動向を探る。10月からフェリカポケットマーケティングによる、5000枚のICカードを使った市民の消費動向調査も開始。10月中旬には、農業団地での農業体験イベントも開催する。桃山学院大学は工業団地「テクノステージ和泉」などと連携して、産業間連携を重視した農業人材育成カリキュラムを作成する。

 09年度以降は08年度の調査、実験結果をもとに会員制体験農園の事業化や、農産物の販路拡大策の検討を進める。「和泉ブランド」の農産品を確立することで、商工業への波及効果も狙っている。


【2008年9月10日 日刊工業新聞社】