HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

三条工業会、地域伝統産業の技能伝承強化

 【新潟】三条工業会(新潟県三条市、兼古耕一理事長、0256‐31‐2161)は、地域伝統産業の技術者育成の強化に乗り出した。05年から行っている鍛冶技術者の育成講座「伝統的鍛冶技術継承事業」に「刃付け」と「研磨」の2技術講座を新たに追加した。職人の高齢化が進む中、伝統の技術を次世代につなぐことが必要と判断した。

伝統的鍛冶技術継承事業は、20年に一度、社殿を建て替える伊勢神宮の式年遷宮に使われる和クギなどを作る鍛冶技術者を育成するために実施。次回の式年遷宮は2013年に行われる。

 新たに講座を設けたのは、地域の伝統産業である作業工具や刃物の刃付け、研磨の技術。両分野で職人の高齢化が進み、数年後には、作業の対応ができなくなる可能性がでてきているため。

 講座は座学と実技に分かれ、7月に開講し、実技を8月から実施している。今年度は地域の企業に勤める合計19人の受講生が参加している。

 同工業会は前回の式年遷宮でも和クギやかすがいなどの金物類を納めた。しかし当時かかわった職人が引退などで現在1人しか残っていないことを踏まえ、05年から講座を開き準備を進めていた。


【2008年8月18日 日刊工業新聞社】