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伊藤鉄工、埼玉・川口発の鋳物鍋を本格販売―東急ハンズの販売網活用

 【さいたま】伊藤鉄工(埼玉県川口市、伊藤光男社長、048‐224‐3986)は、川口鋳物ブランド「KAWAGUCHIi―mono(かわぐちいいもの)」シリーズ拡販の一環で鋳物鍋の本格販売に乗り出した。同シリーズは同社や川口商工会議所などが中小企業庁の「JAPANブランド育成支援事業」を活用して立ち上げた。そごう川口店(埼玉県川口市)で発売した鋳物鍋が中高年層を中心に売り上げを伸ばしており、さらに東急ハンズの販売網を活用して20―30代の取り込みも狙う。

 この鋳物鍋はダクタイル鋳鉄製で強度が高いほか、従来の鋳物製品に比べて2―4割軽量化した。電磁誘導加熱(IH)クッキングヒーターの調理に適している。直径23センチメートルの「ホット・パン」は2万1000円、直径15センチメートルの「ホット・パンミニ」が1万2600円。

 2月から販売しているそごう川口店では、料理にこだわりを持つ40―50代が主要購買層で、当初の販売目標100個を上回る約120個が、これまでに売れた。

 さらに6月下旬からは東急ハンズの渋谷店(東京都渋谷区)や横浜店(横浜市西区)、名古屋店(名古屋市)などの5店舗へ供給を始めた。新宿店(東京都渋谷区)と北千住店(同足立区)、札幌店(札幌市中央区)、三宮店(神戸市中央区)でも販売を予定している。東急ハンズは生活雑貨の専門用品を数多く取り扱う。鋳物鍋を投入することで、「料理にこだわる若者のニーズに応えられる」(伊藤社長)と判断し、拡販に踏み切った。

 販売を担当する伊藤鉄工の関連会社では、08年度売上高5000万円を目指しており、これを機に全国展開を加速する方針だ。


【2008年8月1日 日刊工業新聞社】