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北九州市、車関連誘致にアクセル−産学連携施設入居率を75%へ

 【北九州】北九州市は北九州学術研究都市(若松区)内で開設した産学連携施設「技術開発交流センター」の入居率を08年度上期中に75%に引き上げる。現入居率は24%だが、自動車関連企業を中心に引き合いが活発なことから目標実現に力を入れる。学研都市の情報技術高度化センターから移転した産学官による研究開発機関「カー・エレクトロニクスセンター」を呼び水に、自動車関連企業の誘致の大幅増につなげる。

 技術開発交流センターは、学研都市の成果を活用した技術開発プロジェクトに対応する施設で今月に開設した。特に自動車と半導体の研究開発促進に利用する。

 4階建てで、研究室38室、宿泊室9室を用意した。現在はアイシングループで組み込みソフトウエア開発を手がけるアイシン・コムクルーズ(名古屋市中村区)など4企業、2団体で9室が入居済み。だが「県内外の自動車関連企業から注目されている。入居は相当数期待できる」(片山憲一北九州市産業経済局長)としている。

 北九州市は現在「カー・エレクトロニクス設計開発中核人材育成事業」を進めるなど、自動車関連で人材の育成に力を入れている。07年7月には学研都市内に、自動車産業の研究開発を産学官共同で進める「カー・エレクトロニクスセンター」を開設。同センターも技術開発交流センターに移転しており、今後は技術開発交流センターを自動車関連企業誘致や人材育成の核施設として位置づける。まずは入居率を高め、入居企業と地場企業、学研都市内の大学・学生との連携・交流を活発化させたい考えだ。


【2008年7月29日 日刊工業新聞社】