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植物ハイテック研究所、野生スイカから健康食品を開発−“奈良ブランド”創出

 【奈良】アフリカ南部に位置するボツワナ産の野生スイカを利用し、奈良県の地域ブランドとなる健康食品を開発するプロジェクトが始動した。奈良先端科学技術大学院大学発ベンチャーの植物ハイテック研究所(奈良県生駒市、西永正博社長、0743‐72‐5850)が中核となり、奈良県農業総合センターや大阪市立大学などとも共同研究を進め、2010年3月めどに健康飲料・錠剤の商品化を目指す。同時に原料のスイカを県内農家で生産する体制構築も進めていく。

 植物ハイテック研究所は、ボツワナのカラハリ砂漠という高温で雨の少ない過酷な環境でも自生する野生スイカの効能に着目。数年前から産業的活用を検討してきた。

 この野生スイカにはアミノ酸の一種、シトルリンが多く含まれ、肝硬変の予防効果などが見込めるとして、今後は動物試験で実証を進める。大阪市大大学院生活科学研究科は有効成分の評価や精製法の開発を行う。

 これと並行して、奈良県農業総合センターの農場では実際にスイカを栽培して、有効成分含量の増強につながる栽培法も検討していく。

 同事業は植物ハイテック研究所、奈良県などが経済産業省の地域イノベーション創出研究開発事業(農商工連携枠)として提案し、6月に採択されている。


【2008年7月21日 日刊工業新聞社】