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「こしひかり紙」の稲わら紙がサミットで採用−飾一などが開発

 全国的なブランド米として知られる南魚沼産コシヒカリの稲わらを練り込んだ「こしひかり紙」のノートが、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)で採用されることが決まった。飾一(横浜市鶴見区、岩宮竜悟社長、045-501-1001)や新潟県南魚沼市などが共同開発した。

 会議場などで配布し、各国の政治家や官僚、取材記者らに、未利用バイオマスを活用した資源循環型技術をアピールする。

 ノートはA4判100ページと50ページの2種類。1000部を作製した。こしひかり紙の誕生は、正月飾りが本業の飾一が同市に物流拠点を置いたのがきっかけ。環境面で稲わらを簡単に燃やせなくなったことを聞きつけた同社の岩宮陽子会長が、紙への応用を同市に働きかけ、北越製紙の製造協力を得て05年に実用化した。レターセットなどを、しゃくなげ湖畔開発公社(025-774-2200)が販売している。

 表紙は耐水性、難燃性、強度といったガラスが持つ機能を紙に付与した「超越紙」を採用。超越紙は国際宇宙ステーションからの実験飛行を計画している紙飛行機の素材に採用されている。


【2008年6月30日 日刊工業新聞社】