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東京・品川区と大田区、「羽田国際化」にらみ観光の街へ連携

 2010年の羽田空港国際化を控え、東京都品川区と大田区は行政区域を越えて、観光の街づくりに取り組む。東京都の「広域観光まちづくり支援」による事業で、3年後に地域が主体となった共同事業の実施を目指す。月内には東京都と、品川区、大田区、それぞれの観光協会のメンバーで構成する協議会を設置し、観光の目玉となる資源の抽出調査を実施する。両区の中小工場集積も活用の可能性を検討する方針。

 品川・大田地域は、羽田空港が近くにあり、国際化により年6万回もの国際便の発着枠が予定されている。その多くがアジアから路線となる見込み、都としては東京の玄関となる空港周辺の魅力創出に力を入れる狙いがある。

新設する協議会では、まず、両区の観光資源調査から開始。専門家を現地に派遣して、地域資源の抽出を行う。この調査を踏まえ、来年度以降は具体的な取り組みについて検討する。

 両区で共通する地域特性の一つとして、モノづくり企業の産業集積があげられる。この点についても、「外国人が興味を持つ魅力ある観光資源として、とらえている」(都産業労働局観光部)と前向きに検討する可能性を示唆している。今回の広域観光まちづくり支援の取り組みは、青梅・多摩地域、浅草・両国地域に続く3例目となる。

 東京都では、10年後に年間1000万人の外国人旅行者の誘致を目指している。3カ年で事業費298億円を計上し、各地域の整備を行い、観光振興を推進。3年後に700万人を誘致することを目標にしている。


【2008年6月17日 日刊工業新聞社】