HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

栃木・鹿沼会議所と地場企業、木工製品の新ブランド展開

 【宇都宮】鹿沼商工会議所は地場産業である木工製品の新ブランド「典型」を立ち上げる。まずワコールアートセンター(東京都港区)がデザインし、栃木県鹿沼市内の企業が生産を手掛けたスツールなど計12製品を投入する。高級感を重視し、富裕層をターゲットとする。7月にも価格・販路などを決めて全国展開する。ブランド確立により、地場産業の活性化を図る。

 新ブランドは「素材の良さを生かした昔ながらの製品」(鹿沼商工会議所)といった思いを込め、「典型」と名付けた。試作品を桐生商工会議所、烏山商工会(現那須烏山商工会)との連携事業「首都圏北部地域木工・和紙・織物販路構築ネットワーク」で開発。この事業が終了したため、鹿沼商工会議所が単独で「典型プロジェクト」を策定し、木工製品をブランド展開することにした。

 すでに鹿沼商工会議所、地元のキムラ、星野工業、豊田木工所、常盤産業、モリ工芸の5社で事務局を設置。価格などの詳細を詰め、7月にもワコールアートセンターとデザインロイヤルティーの管理に関する契約を結ぶ。

 ワコールアートセンターはワコールの100%出資会社で、複合文化施設「スパイラル」(東京都港区)を運営している。この施設で第1弾のコートハンガー、脚立、まな板、風呂用品などを扱うほか、大手高級雑貨チェーン店、ネット販売などによる全国展開を検討する。¶

 地域ブランドでは、デザイン性、販路開拓、ブランドイメージの確立などが課題となる。典型プロジェクトではデザイン、生産、販売の役割を明確化して課題解消を図るとともに、各社のノウハウを持ち寄って新商品の開発に取り組む。


【2008年5月20日 日刊工業新聞社】