HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

埼玉・川口会議所と川口工業高、川口のモノづくりをDVD化

 【さいたま】埼玉県川口市で、若者向けにモノづくりの魅力を発信する取り組みが活発化している。川口商工会議所と埼玉県立川口工業高校が、経済産業省や文部科学省の事業の一環で、地元企業の鋳物や機械工業などを紹介するDVDをそれぞれ製作した。DVDは工業高校や専門学校などに配布することを検討しており、生徒にモノづくりへの関心を持たせるきっかけにする方針だ。

 川口商工会議所は、経産省の「07年度人材活用等推進事業」でDVDを製作した。埼玉県川口市の鋳物や機械工業の歴史を振り返りながら、地元企業8社を取り上げた。昔ながらの手込めから最新の自動化された鋳物作り、機械による加工技術や生産される製品などを紹介している。

 川口工業高校のDVD製作は、経産省と文科省による「中小企業ものづくり人材育成事業」(ものづくり人材育成のための専門高校・地域産業連携事業)の一環として始めた。10人ほどの生徒が金型や木型を製造する田口型範、配電盤や制御盤などを生産する中興電機を取材してまとめた。「高校生から見たモノづくり」をテーマに、職人の仕事に対する姿勢や現場の雰囲気などを伝える構成になっている。

 大手企業が新卒採用の拡大を続け、素形材産業を中心に中小企業の人材確保は難しい状況にある。学校などにDVDを配布して、「地場産業を広く周知し、地元企業への就職にまでつなげていきたい」(川口商工会議所地域振興課)考えだ。


【2008年4月30日 日刊工業新聞社】