HOME > 事業を広げる > 地域資源活用チャンネル

地域資源活用チャンネル

ニュース

大阪・岸和田市、バイオマス産業創出へ企業誘致

 【南大阪】大阪府岸和田市は、遊休竹林などを生かしたバイオマス産業の創出を目指し、09年度から関連企業の誘致活動を開始する。市は08年3月に大阪府では初となる「バイオマスタウン構想」を策定。構想の中で、市内に広がる約480ヘクタールの遊休竹林などを活用したバイオマス発電やエタノール抽出などを行う企業の誘致を盛り込んでいる。7月にも竹材を利用したバイオマス産業の事業化可能性や創出できる産業規模などについて調査を実施。調査結果をもとに実施計画を策定し、誘致に乗り出す。

 岸和田市は企業誘致先として、臨海部の工業団地や市内中央部に広がる丘陵部などを想定。工業用水が使える臨海部にバイオマス発電を手がける企業、丘陵部にはエタノール抽出を行うバイオ関連企業などを誘致する方針だ。

 同市内には約480ヘクタールの竹林が広がり、隣接する貝塚市、和泉市を合わせると延べ面積は800ヘクタールに上る。市はそれぞれの所有者に対し、竹林の管理伐採などを行う代わりに竹材の提供を求める考え。バイオマス発電については大阪府、奈良県、和歌山県らの森林組合からも間伐材や木材チップの提供を求める。

 バイオエネルギー産業の創出が具体化すれば、第2段階としてバイオマテリアル産業の創出にも取り組む。竹材の抗菌作用を生かしたせっけんや消毒液、繊維を使った合板の製造なども視野に入れている。


【2008年4月11日 日刊工業新聞社】