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伊藤鉄工、鋳物製調理器具を拡販−川口ブランドで展開

 【さいたま】伊藤鉄工(埼玉県川口市、伊藤光男社長、048・224・3986)は、地域ブランド戦略を追い風に、鋳物製調理器具の事業を拡大する。オール電化住宅の普及に伴い、電磁誘導加熱(IH)による調理に適した鋳物製品の需要が高まっている。同社が製造元の鋳物鍋が川口商工会議所が進める鋳物ブランド化事業に選ばれ、販売が始まった。従来の小売りルートでの供給拡大など積極展開を図り、新分野の鋳物製調理具で08年度に年間売上高1億円を目指す。

 鋳物製フライパンは料理が焦げつきにくく、油の使用量も少なくて済むことから、オール電化住宅の普及に合わせて人気が高まっている。納入先である刃物小売りの老舗、木屋(東京都中央区、加藤俊男社長、03・3241・1141)への供給量を1・5―2倍程度の月間300―400個に増やす計画だ。

 これまで鋳物製調理具は重い点がネックでもあったが、フライパンは球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)を使い、肉厚1・8ミリメートルの薄肉・軽量化を実現した。製品は直径24センチメートル、同21センチメートル、同15センチメートルの3種類をそろえる。「販売状況を見ながら、大きさや構造などで改良版も出していきたい」(伊藤社長)考えだ。

 川口鋳物ブランド「KAWAGUCHIi―mono(かわぐちいいもの)」シリーズは、同社の薄肉技術を生かした製品で、官民一体のプロジェクトとして展開。シリーズ第1弾の鍋2種をそごう川口店(埼玉県川口市)が4月末まで期間限定で販売し、合わせて100個の販売を目指す。


【2008年3月18日 日刊工業新聞社】