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空港を観光・交流の核に−産学官連携で価値アップ

 地域活性化を狙って産学官で知恵を出し合い、空港を観光・交流の核として生かす試みが広がってきた。首都圏の国際拠点空港である成田空港では06年度に「観光交流促進プログラム」が策定され、具体化に向けてモデルツアーなどの実証調査が始まっている。こうした取り組みが地方に波及し、「鹿児島空港や静岡空港(09年開港予定)でも検討が始まっている」(国土交通省航空局)状況だ。

 成田では観光交流促進プログラムに基づき、2月の毎週水―土曜日に1日5便、空港周辺を巡るシャトルバスの試験運行が行われた。到着した外国人観光客を東京へ直行させず、名所の成田山新勝寺や都心にはない大規模ショッピングモールに誘導する。月内に開かれるプログラム検討会で試験運行結果を検証するほか、プログラムを推進するコーディネート組織の設置、空港での“おもてなし”機能の整備などが話し合われる。

 一方、鹿児島空港では先ごろ「地域活性化検討会」が始動、交流拠点としての空港と地域を一体的に成長させていく活動が本格化する。また、静岡空港では組織化までには至らないものの、富士山を目玉にした観光と地域産業の連携や、海外からのチャーター便の誘致調査が浮上している。

 そのほか「岡山空港などでもイベント計画がある」(国交省航空局)という。空港整備を推し進めてきた国交省も、空港の価値を高めるこうした取り組みを全面的にバックアップする姿勢だ。


【2008年3月10日 日刊工業新聞社】