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東商文京支部、東京・文京区の観光インフラ整備−新興強化へ実地調査

 東京商工会議所文京支部は商業振興を強化する。東京都文京区エリアへの観光客の集客率向上と地域住民への区内商業施設利用促進に関する具体策を構築。観光施設、区内商店街、飲食店などの活性化につなげる。08年度には「文京区観光ビジョン」を策定するほか、3カ年計画で区内商店街の実地調査を始める予定。また日本に訪れる外国人観光客や外部から区内に移り住む夜間人口が増えていることから、振興策の実行を本格化する。

 観光強化策として東商文京支部は文京区商店街連合会、文京区観光協会と共同で、07年10月に消費動向調査を実施。都内および神奈川、千葉、埼玉の各県から文京区に訪れた人を対象にしたアンケートや、区内観光施設および周辺商業施設で実地調査を行った。このデータをまとめた報告書を21日に開催する報告会で公表し、これを基に年内にも観光ビジョンを策定する。

 文京区は樋口一葉や森鴎外など文豪のゆかりの地や、湯島天満宮、小石川後楽園、椿山荘などの観光名所を多く抱えながらも、周遊アクセスが弱く、うまく活用できていなかった。

 今後はコミュニティーバス「Bーグル(ビーグル)」などを生かし、各観光施設や商店の連携を深め、観光インフラ整備を進めたりすることで課題を解決していく方針だ。

 一方で、新たに区内に住むようになった層を中心に区内商業施設の利用を促すための調査も始める。3カ年計画の1年目は、主に地域住民向けに展開する商店街の調査、2年目に観光客向けに展開する商店街の調査を行い、3年目には実際に区内商店街に対策を提案していく。

 現在、文京区の夜間人口は年間3000人規模で増えている半面、商店街をうまく活用できていない人も多いのが課題。


【2008年2月1日 日刊工業新聞社】