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地域資源活用チャンネル

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クラスター新時代(9)インテリジェント・コスモス研究機構、九州地域バイオクラスター推進協議会

 【インテリジェント・コスモス研究機構/東北の産業地域力底上げ】

 "ものづくりコリドー(回廊)"の形成―。自動車や光産業、ITなど7分野の技術と、10の産業集積地で新事業の創出を目指す。プロジェクトは約1200件の新製品の創出につながっており、モノづくり産業の育成で東北全体の産業地域力の底上げを狙う。

 重点分野の一つが半導体製造装置。07年3月には福島県の半導体関連企業の集積を生かし、県内100企業・団体が参加する「福島県半導体関連産業協議会」が発足した。新製品・新技術開発を進めるほか、人材育成やモノづくり自体の普及・啓発を図っていく。

 非鉄金属リサイクル分野として、東北マグネシウム研究会ではマグネシウム合金の開発を進める。筑波ダイカスト工業(東京都板橋区)は、研究会の活動で大手光学機器メーカーから新たな受注を獲得した。

 今後は新製品や新商品の販路開拓が課題となる。目利き人材による市場性の評価や連携先紹介を実施する「アドバイザリー・ボード事業」「BUY・ベンチャー東北運動」を通じ、販路に道筋をつける。

 【九州地域バイオクラスター推進協議会/機能性食品分野にマト絞る】

 機能性食品分野のみをターゲットとしたバイオ産業プロジェクトとしては全国初。9月のキックオフのシンポジウムには250人を超える関係者が詰めかけた。予防医学、サービス産業と連携した機能性、健康食品の提供による安全・安心な「フード・健康アイランド」の構築を目指す。

 しょうゆやみそ、酒の発酵技術を生かした製品づくりが盛んな地だ。ワクチン観覧や前臨床、創薬の研究機関・企業が集積する。医学部や薬学部を持つ大学も多く、研究開発に強い地域といえる。福岡県が計画中のバイオ関係インキュベーター「バイオファクトリー」もベンチャーや大学の技術シーズの製品化を促すことが予想される。

 独自のシステムづくりも着々と進む。九州大学など九つの大学病院を中心とした治験ネットワークで、治験段階の課題を解決する「CReS九州」を全国に先駆けて構築。地域資源有効利用のための情報提供や沖縄、北海道、関東、関西との広域的なマーケットの構築を通じ、07―2010年の4年間で400件の新事業創出を目指す。


【2007年12月19日 日刊工業新聞社】