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地域資源活用チャンネル

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クラスター新時代(7)九州半導体イノベーション協議会、九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ

【九州半導体イノベーション協議会/「九州ブランド」確立目指す】

 全国の半導体生産額の約2割を占める"半導体先進地・九州"。自動車と並び主要産業に位置づけるだけに、福岡・北九州地域の「LSI設計開発」、熊本地域の「半導体実装技術および製造装置開発」、大分地域の「半導体テスト、評価・解析技術開発」など、独自の研究開発の集積が進んでいる。

 自社技術をユーザー企業に展示し、紹介する「Challenge Market企業内覧会」は07年度で2回目の開催となった。域内だけでなく、07年は広島エルピーダメモリで内覧会を開き、会員企業23社が半導体製造の前工程に必要な部品や検査装置を展示。エルピーダからは125人が参加、商談件数32件、見積依頼件数14件、取引成約2件の実績が生まれた。

 体制づくりも着々と進む。07年度には「アライアンス部会」「技術創造部会」「ビジネス創出部会」が誕生。会費制も導入し、研究部会の代表者を地域企業の社長が務める。「情報家電」「自動車」など、産業の競争力を下支えする半導体産業で、「九州ブランド」確立を目指す。

【九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ/日本一のイノベーション創出】

 資源循環の核となる鉄鋼・セメント産業が集積する北部地域。造船業で培った技術を流体・水質浄化に反映させる西九州地域。焼酎かす、家畜ふん尿など有機系廃棄物の処理ニーズが高い南九州地域―。さまざまな産業集積を背景に、リサイクル産業の潜在性は確実に高まっている。「環境・リサイクル産業分野で日本一のイノベーション創出の場として発展させることが使命」と飯塚誠九州地域環境・リサイクル産業交流プラザクラスターマネージャーは強調する。重視するのが人材の育成。会員企業を対象に専門家が講演する「九州環境クラスター大学」を開き、環境・リサイクル分野における専門家づくりにも余念はない。

 もうひとつが海外展開の後押し。九州と中国・韓国の産学官の定期的な国際会議の枠組みを利用し、会員企業の海外進出を支援する。相互ミッションの派遣や環境フォーラム、商談の開催などを通じ、会員企業の環境テクノス(北九州市戸畑区)では、日系企業で初となる環境分析ラボを合弁会社で設立。活発に事業活動を展開している。


【2007年12月12日 日刊工業新聞社】