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川崎会議所、「産業観光検定」新設−産業都市の認知度向上狙う

 【川崎】川崎商工会議所は「川崎産業観光検定」を新設、08年3月に試験を実施する。川崎市の産業と街づくり、観光などの魅力について市民をはじめ多くの人々に理解を深めてもらうのが狙い。観光・文化を対象にした"ご当地検定"が増えている中で、産業観光に焦点を当てた検定試験は「全国で初めて」(川崎商工会議所)という。産業観光は伝統的な地場産品の製作過程を見たり、近代的な工場で生産現場を見学したりする観光活動で、観光を通した地域活性化の手段として、多くの地域が関心を向けている。

 川崎市には工業近代化に足跡を残した数多くの産業遺産が存在する。また最近は大手企業や大学などの研究開発拠点が200カ所を超え、知識集約型へと産業構造が変化している。また石油化学コンビナートの夜景写真集が人気となるなど、従来は考えつかなかった景観が観光資源として認知されてきた。こうした川崎市が持つ強みを効果的に発揮する事業として、産業観光の振興に取り組むことにした。

 日本商工会議所の調べでは、京都・観光文化検定試験など観光を対象にした各商工会議所による「ご当地検定」は約60件あり、神奈川県でもかながわ検定(横浜)、鎌倉検定(鎌倉)などがある。

 検定実施に合わせ、川崎産業観光振興協議会は「川崎産業観光読本」を受験に向けたテキストとして発行。川崎市の産業と街づくり、川崎観光の魅力、観光の意義と産業観光などを内容としたもので、この中から出題する。価格は1680円。2000部を発行、30日に発売する。

 検定試験は08年3月9日に行う。制限時間は100分で、問題は択一式100問。100点満点で70点以上が「初級」合格となる。受験料は3150円。結果と得点を郵送で4月に通知し、合格者には「初級」合格証書を送る。

 08年度には「上級」試験も実施する予定で、合格者を産業ガイドとして養成する計画。同会議所では試験対策セミナーなども行う。

 問い合わせは同会議所地域産業部(044-211-4113)へ。


【2007年11月30日 日刊工業新聞社】