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産技連東北部会、航空産業の振興を目的とする研究会設立

 【仙台】産業技術連携推進会議(産技連)東北地域部会(吉田忠部会長=産業技術総合研究所東北センター所長)は16日、機械・金属分科会に東北地域の航空機産業の振興を目的とする「航空宇宙産業研究会」を設立した。航空機需要の増大で秋田県の企業グループで航空機産業への参入機運が高まっているのを機に、同研究会で最新技術情報の提供や東北地域の技術ポテンシャルの分析・評価、要素技術・設備の研究開発などを行い、東北全域で事業環境の整備や企業グループによる事業化を支援していく。

 「航空宇宙産業研究会」は16日に仙台市内で設立総会を開いて発足。企業(約40社)など産学官の関係者約100人が参加、会長に中西大和秋田県産業技術総合研究センター所長を選出した。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)など新材料の成形・検査・補修技術、難削材加工や表面処理技術、電磁環境適合性(EMC)対策などを技術的課題としていく。

 民間航空機は機種交代期に入っており、米ボーイング社の新型旅客機「787」など今後十数年は新型機に対する需要が増加する。

 こうした中、三栄機械(秋田県由利本荘市)が航空機関連の組み立て治工具を受注したのをきっかけに、秋田県内で参入機運が高まり、秋田県産業技術総合研究センターと三栄機械など8社による「輸送機コンソーシアム」が始動している。産技連が広域連携の要として東北全域の取り組みとして支援していく。 産技連は産業技術総合研究所と都道府県の公設試験研究機関で構成、全国に8地域部会がある。07年度からは従来の活動に加えて、地域の産業興しを積極的に支援する方針を打ち出している。


【2007年10月17日 日刊工業新聞社】