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大阪・西成の異業種31人、街の新イメージ発信へLLP立ち上げ

 大阪・西成から世界へ―。飲食店経営者や不動産事業者、経営コンサルタントらの異業種の有志31人が集まり、大阪市西成区周辺の活性化を目的とする有限責任事業組合(LLP)「協創LLP」を立ち上げた。異業種で構成するLLPは珍しい。日雇い労働者が集まる街の印象が定着している"西成"の新しいイメージ発信を目指す。

 協創LLPにはシステムエンジニアや大学講師、土建業者、市議会議員、弁護士といった業種の枠を超えた31人が3万円ずつ、合計93万円を出資した。代表は税理士事務所勤務の池田千恵美さんが務める。出資者それぞれのアイデアを月1回の定例会で検討し、事業化するかを決める。出資者全員ですべての事業に携わるのではなく、メンバーそれぞれが思い描いたビジネスモデル案に、各自で挑戦する仕組み。LLPとして行う事業の売上高のうち10%を、LLPに計上する。

 具体的には出資者をはじめとする有志が集うバー「隠れ家・無心庵」(大阪市西成区)、商店街の空き店舗を再利用した外国人旅行者向けゲストハウス、ウェブショップの運営などで売り上げを立てる計画。

 当面は「西成の街を歩こう」などのイベントや、出資者の本業を生かしたセミナーの企画により、活動の幅を広げていく。

 池田代表は「楽しんで自己実現できる場として発展させていく。ただ利益にはこだわる。1年後に資産を現在の2倍の200万円に増やしたい」としている。


【2007年9月28日 日刊工業新聞社】